ほかの世代とは異なる特徴をもつZ世代。
デジタルネイティブであり、さまざまな人とのSNS上での交流に慣れています。
多様性にも理解を示すフレキシブルな世代です。
こうしたZ世代にやってはいけないNG行動があります。知らずにNG行動をくり返すと、モチベーションダウンや退職されてしまうおそれがあるでしょう。
そのため、Z世代の特徴を踏まえたうえで、適切な行動をとる必要があります。
当記事では、Z世代に対するNG行動や、モチベーションを保つコツについて紹介します。
経営者やマネジメント担当者は、ぜひ当記事をお役立てください。
目次
Z世代の特徴とは?
Z世代の特徴とは、どういったものなのでしょうか?
Z世代はデジタル製品に囲まれて育ったため、デジタル機器や通信関連に強い点が特徴です。SNSもそつなく駆使し、世界中の人とも交流をとるようなグローバル世代だといえます。
「人は人、自分は自分」であり、自分の個性も認めてもらいたい気持ちが強い傾向にあります。
Z世代にとって「自分らしさ」は重要な要素です。
一方、多様性を受け入れる器の大きさも備えています。
Z世代にやってはいけないNG行動5選
Z世代に対し、やってはいけないNG行動があります。
詳細は以下の通りです。
相手の話を傾聴しない
1つ目のNG行動は、相手の話を傾聴しないことです。
傾聴とは、相手の話に耳を傾け、丁寧かつ親身に話を聞く様子を指します。
Z世代はインターネットやSNSを通じ、さまざまな国籍・価値観をもつ人と交流を重ねてきた世代です。多様な個性の人と意見交換をし、自分の意見も伝えるといった流れに慣れています。
こうしたZ世代の話を傾聴せず、自分の意見を押し通すようなやり方を貫くと、嫌悪感をもたれるのは必須です。
相手の価値観を否定する
2つ目のNG行動は、相手の価値観を否定することです。
Z世代にとって「自分らしさ」は重要なポイントだといえます。
自分らしさは、自身の価値観と通じます。
そのため、価値観を否定されれば、自分を否定されたと思うでしょう。
価値観を否定されたZ世代は、否定した人に対して心を閉ざしてしまいます。
プライベートの時間も拘束する
3つ目のNG行動は、プライベートの時間も拘束することです。
前述の通り、Z世代は「自分らしさ」を重視しています。
そのため、自分らしく過ごせるプライベートの時間を大切にしています。
一方で、企業が無意味な残業など「プライベートの時間も拘束」すると、自分らしく過ごせない会社だと認識されるでしょう。
「Z世代」や「男性/女性」などと一括りにする
4つ目のNG行動は、「Z世代」や「男性/女性」などと一括りにすることです。
Z世代は多様性を認める世代であり、他人をそれぞれの「個」として見ています。
そのため、何かにカテゴライズされて偏見の目で見られることを嫌います。
「Z世代だから〇〇だ」や「男性なのに〇〇」と一括りにされると嫌悪感をおぼえるでしょう。
背景を説明しない
5つ目のNG行動は、背景を説明しないことです。
Z世代はインターネットやSNS上に掲載された豊富な情報から、必要な情報を選ぶのが得意な世代です。そのため、きちんと情報収集し、背景も見極めたうえで物事の決断をする傾向にあります。
仕事においても、背景を知ったうえですすめたいと考えます。
上司から「みんなこうするものだから」や「とりあえずやっておいて」といった背景を説明しない指示をうけると、不信感が募るでしょう。
Z世代のモチベーションを保つ秘訣
Z世代のモチベーションを保つ秘訣とは、どういったものなのでしょうか?
以下に詳細を解説します。
定期的にコミュニケーションをとる
1つ目は、定期的にコミュニケーションをとることです。
Z世代は他者との会話を通じ、コミュニケーションをとりたいと考えています。
また上司からの一方的なコミュニケーションではなく、双方の思いをやり取りできるようなコミュニケーションがベストです。
そのため、日常的にコミュニケーションをとるよう意識しましょう。
1on1などの定期的なミーティングの機会をもうけ、週1~月1ペースほどで意見交換を実施することもオススメです。
ただしZ世代はプライベートの時間を重視するため、定時外でミーティングの時間を設定することは控えましょう。
ワークライフバランスに考慮した職場環境づくり
2つ目は、ワークライフバランスに考慮した職場環境づくりです。
Z世代にとって、自分らしく過ごせるプライベートの時間は重要です。
そのため、会社もワークライフバランスを実現できるよう、職場環境を変える姿勢が必要だといえます。
ワークライフバランスの実現には、以下のような方法があります。
業務の可視化
業務の可視化とは、「誰が、どこで、どのように仕事をしているか」といったプロセスがわかり、トータル的に俯瞰できる方法です。業務状況が見えるため、ムダを削除し、プライベートの時間を確保しやすくなります。
休暇制度の充実
休暇制度を充実させるには、法律で定められた有給休暇の最低日数などとは別に、休暇制度をもうけます。
(休暇制度の充実例)
- 有給が半日や時間単位で取得できる
- 育児休暇について、法定の日数以上を付与する
フレックスタイム制の導入
フレックスタイム制とは、定められた時間内において、自身で「始業時間、終業時間、労働時間」などを選べる制度です。フレックスタイム制を導入すると、育児や介護を行なう従業員が、スケジュール調整しやすくなります。
適切に評価する
3つ目は、適切に評価することです。
Z世代は、自分が価値を感じたものに対し、時間や労力をかけたいと思う世代です。
つまり「納得感」を重視します。
また「自分らしさ」を大切にするため、自分を認めてくれる存在を肯定的にとらえます。
会社に対しても同様です。
適切な評価制度をもうけると、納得感と肯定感を与えられます。
なぜなら、Z世代の頑張りを正しく評価できるからです。
正しい評価は、従業員のモチベーションアップにも寄与します。
適切な評価制度には、以下のような特徴があります。
・評価基準が明確である ・プロセスも反映できる ・誰が評価しても同じ結果になる |
また評価制度を正しくすすめるうえで、評価結果のフィードバックもかかせません。
まとめ:Z世代へのNG行動を避け、モチベーションアップを目指そう!
Z世代へのNG行動を避け、モチベーションアップや維持ができれば、定着につながります。
モチベーションアップを目指すには、定期的なコミュニケーションや適切な評価が不可欠です。
人事評価構築パッケージは、適切な評価ができる人事評価システムつきのパッケージ。
制度の構築から運用まで、専任の担当者がサポートいたします。
また評価結果のフィードバックも、モチベーションを保つ大事な要素です。
評価結果のフィードバックには、1on1がオススメです。
1on1の成功は、上司のマネジメント力も影響します。
同社では、1on1をサポートする1プロも展開しています。マネジメント担当者をサポートしながら最良な1on1の実現が可能です。
Z世代のモチベーションを維持・アップさせたい場合には、人事評価構築パッケージ、1プロを活用してみては如何でしょうか?
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